シンスプリント
- スネの内側が痛い
- じっとしていると痛くないが走るとスネが痛む
- スネの内側が痛くなったり楽になったりを繰り返す
- 朝起きると痛くて階段を降りるのがつらい
- 湿布を貼っているけどスネの痛みが引かない
どうしてシンスプリントになるのか
シンスプリントとは、足のスネの骨の内側の下1/3あたりによく出る痛みの事をいいます。
その部分に足首や足の指を動かすための筋肉が付着しています。
そのためランニングやジャンプ競技の繰り返し等で、足首や足の指のいわゆる使いすぎ(オーバーユース)が主な原因で、そしてその部分の筋肉の疲労、逆に競技を行うだけの筋力が不足している場合(成長期)、また足に合わないシューズやスパイク、競技を行う床や路面の影響など様々な要因が合わさり症状が出てきます。
放っておくとどうなるのか
シンスプリントの症状は、最初は徐々に鈍い痛みとして出てくる場合が多く、運動の途中から痛みが出てきて、休めば痛みが収まってくるという症状が出てきます。この段階であれば約1ヶ月~2ヶ月の期間で運動に参加しながら(もちろん負荷、回数を減らした上で)治して行くことが可能です。
しかし何もせずにそのまま放置しておくと、走ることはもちろんの事、普通に歩く事さえも痛みで辛くなってきます。そしてスポーツに対しての長期離脱(2ヶ月以上)になってしまい治りにくくなってきます。
またスネの同じような場所で痛みがピンポイントで出ている場合はその部分の疲労骨折も疑われます。
骨折の可能性がある場合は病院で検査受けて判断して頂く必要があります。そのような場合は紹介書を書いて、提携している病院へ行ってもらいます。
当院での施術方法
当院での施術の第一選択は運動強度の軽減です。
人によって使い方や、もって生まれた体質、身体の歪み、癖はさまざまですが、一番多くの原因がオーバーユース(使い過ぎ)なので、まずは運動量や強度を減らしてあげる事が大切だと考えています。ただ全く使わずに安静にしていれば良いという訳ではないので、強度を減らして、練習に参加しながら治して行く方法を選択し、経過を観てもらいます。
そして経過を見ながら、週二回程通院して頂き、電気治療、下半身をメインとしたマッサージやストレッチ、悪い癖を取り除く為の運動動作指導、必要ならば骨格矯正も行い、根本改善を目指します。