腱鞘炎
- ●細かい作業をすると指や手首が痛くなる
- ●産前産後に指や手首が痛くなった
- ●スマホを使うと指や手首が痛くなる
- ●指を伸ばしにくく、カクッとなる
- ●動かし始めが痛い
<どうして痛くなるのか>
腱鞘炎は指の使い過ぎで起こります。
腱が通るトンネル(腱鞘)が何らかの原因で炎症を起こして厚く狭くなり、
腱がスムーズに腱鞘を通過できなくなり痛みを伴うものを腱鞘炎と言います。
パソコンのキーボードやマウスなどの反復的動作やスマホを長時間操作する人、
スポーツをする人など指をよく使う動作をする人に多くみられます。
また、更年期の女性、妊産婦に多いとされています。
女性ホルモンのバランスが乱れる事と、育児などで指にかかる負担が多い事から発症しやすいと考えられます。
20歳〜50歳前後の女性で指を酷使してきた中高年の女性に多くみられます。
<放っておくとどうなるのか>
治療をせず放っておいてしまうと、
痛みや腫れがひどくなると日常生活にも支障が出てしまい、
指の腱鞘炎が進行すると曲げ伸ばしが困難な「ばね指」に移行していきます。
指を伸ばそうとすると伸びにくく、
引っかかりがとれる時にパキッと音が鳴り伸ばせるようになる現象(ばね現象、弾発指)が
起こります。
親指側の手首に出るものを「ドケルバン病」といいます。これも腱鞘炎の一つです。
また、糖尿病や関節リウマチをお持ちの方にも起こりやすいと言われています。
末梢の血液が悪くなり、炎症を起こすと治りにくく腱鞘炎を起こしやすい状態と言えます。
<当院での施術方法>
手や指に負担をかけない事が大切です。
安静に出来ることが大事ですがなかなかそうは難しいと思います。
ですので極力負担がかからないようにスマホやデスクワークの長時間の使用を避け、
バッグや買い物袋は痛くない方で持つなどをして、
日常生活の中で負担をかけないように心がけることが大切だと考えます。
また痛み(炎症反応)が強い場合は患部の安静を図る為に固定を施す事もあります。
同時に、炎症反応がある場合は抑えることが大切です。
患部に対して電気療法を用いて炎症を抑えます。
徐々に痛み(炎症反応)が落ち着いてくると、
患部周辺や、痛みの為に庇う動作をしていると考えられますので、
マッサージやストレッチを行います。
自宅でして頂けるセルフケアの方法なども指導します。